世界一高いタワー・東京スカイツリー

東京スカイツリー

ここ数年の日本でもっとも多くの話題を集めた建造物といえば、東京スカイツリーでしょう。東京タワーに代わる新しい電波塔として、そして新しい東京のランドマークとして2012年に開業しました。

最大の目玉は634mという高さで、自立式鉄塔として世界一の高さを誇ります。人口建造物としての高さはドバイのブルジュ・ハリアー(828m)に譲りましたが、十分に世界に誇ることのできる建造物と言えるでしょう。
東京スカイツリーのホームページはコチラ⇒http://www.tokyo-skytree.jp/

スカイツリーの高さが決まるまで

当初の計画では、スカイツリーの高さは600mとなっていました。しかし、当時世界一の高さを誇っていたカナダのCNタワーが609.6mであったため、それを上回る世界一を目指し、610mに高さが変更されました。しかし、その直後に高さを非公開で建設中だったブルジュ・ハリアーが828mまで高さを伸ばして完成したため、世界一の人口建造物にはなれないことが判明しました。

その後再度計画が変更され、東京タワー(333m)の倍にあたる666mを目指す計画が立てられましたが、設計者の意見により630m前後に再度計画は変更され、最終的に634mという高さに設定されました。

<スカイツリーに込められた日本の技術

この高さのタワー建設には、日本ならではの高い技術が多く使用されています。自立式でこの高さを維持するために、内部の鉄鋼の設計はとても複雑なものとなりました。この複雑な形状を実現するには高い精度での部材の製造や、溶接の技術が必要とされます。特に溶接に関しては手作業が必要となる部分も多く、熟練の職人の技も多く使われています。

当初、この複雑な設計図を見た海外の建築デザイナーが、「実際に建設するのは不可能である」と断言したとの逸話も残っているように、日本の高い技術力なしではスカイツリーは完成させることができなかったものでしょう。

現代において高さを競うことは無意味であるという声も大きいなか、スカイツリーは完成しました。結果として世界一高い人口建造物という地位を得ることはできませんでしたが、ここで使われている建築技術は間違いなく世界に誇れるものでしょう。東京スカイツリーはまさに日本の建築技術の集大成と呼べるものであり、やはり世界に誇るべき存在であることは揺るぎません。

近年、日本の生み出してきた技術が海外に流出し、安価な後発製品として再上陸してくるようになっています。これによって日本メーカーは多くの打撃を受け続けています。

そんな時代だからこそ、日本にしか作れないモノづくりが重要となってきます。この東京スカイツリーもそんな日本にしか作れないモノの一つと言えるでしょう。