日本人の『ふところ事情』

バブルがはじけたことも、既に遠い昔の話。不況が続き日本人は苦しい生活が続いています。でも、本当は世界でもトップクラスの富を持っているのです。それはいったい何なのでしょうか。目に見えない数字に注目するとわかります。

『人口一人当たりの富』は日本が『世界一』

『目に見えない数字』とはなんでしょうか。それは『人的資産』と『物資資産』そして『天然資産』です。『人的資産』とは、例えば電車が正確に運行していることや、食中毒が少ない高度な衛生面など、教育水準や技術。『物資資産』は機械、建物、インフラなど。『天然資産』は土地や森林、天然資源などです。

これらを2012年、UNEP(国連環境計画)で世界20ヵ国を対象に試算した『包括富レポート2012』を出しました。それによると、日本はアメリカについで世界二位の資産国で『人口一人当たりの富』は『世界一位』に輝いたのです。

その調査においては、日本が保有する大部分の『富』は『人的資産』でした。これは日本の資源が、勤勉で教育水準の高い技術を持った国であるということなのです。これは、他国に負けない素晴らしい『富』と言えるでしょう。

『対外純資産』21年連続『世界一』

2011年末、財務省から発表された内容によると、『対外純資産(日本企業や政府、個人などが海外に持つ資産から、負債を引いたもの)』は6%増しの253兆円。日本は3・11東日本大震災や円高の影響で1980年以来の貿易赤字を出しました。しかし、最大だった2009年末に次いで過去2番目に高い『純資産残高』だったのです。

日本は70年代に黒字化して、1991年に『対外純資産』47兆円で『世界一位』になりました。その後、バブルが崩壊し日本経済は不況続きになりましたが、21年間連続で世界最大の債権国なのです。

『FX取引高』世界一

2012年上半期の世界の『FX取引高ランキング』を、世界のFXマーケットを調査している会社、フォレックス・マグネイトが発表しました。それによると、『世界一位』に輝いたのは日本の『GMOクリック証券』で取引高1兆9750億米ドルでした。

その他にも4位に『外為オンライン』5位に『DMM.com証券』と日本の企業が5位以内に3社も入っていました。最近は、日本企業のプレゼンスが低下していると言われていますが、FX業界では日本企業が相当な存在感を示したのです。

このように、日本はまだまだ豊かな国。『富』も世界一位なのです。不況、不況と言っていても、本当の『富』とは何なのか『目に見えない数字』に注目し、今一度考えてみてはいかがでしょう。