日本のカラオケは世界一

日本のカラオケは「KARAOKE」として世界中に広まっています。フランスでもイギリスでもアメリカでも、さらには中国や韓国でもはやっています。そもそも、発祥の地である日本でなぜはやったのでしょうか?

なぜカラオケははやったのか?

日本には1950年代、あるいはそれ以前から、グループで歌を歌う文化がありました。「歌声喫茶」という喫茶店があり、生演奏をバックに客が歌う店が全国に存在。元々は新宿の店で音楽を流したところ客が歌いだしたことが発生といわれています。

日本には大勢で一緒に何かを楽しむという文化があり、例えば会社の旅行などでバスに乗れば、車内の余興として歌を歌うことはごく普通。小学校や中学の社会見学などでバスに乗る場合にも同じです。旅行前に学級委員が歌詞集をつくり、印刷して全員に配布するのが一般的でした。修学旅行などでも、学園全体で一冊の歌集をつくって流行歌などを歌う習慣がありました。

職場では、仕事帰りに仲間で飲みに行くことも習慣化されていて、「仕事が終わったら何かをする」ことが当たり前だったこともカラオケ流行の下地になったでしょう。かつては、雀荘がサラリーマンであふれていた時代がありましたが、カラオケの登場で完全にスタれてしまいました。麻雀人口が減った背景には、競技としての人気が落ちただけではなく、カラオケに客を取られてしまったのも理由のひとつです。

画期的な発明

カラオケ装置の発明がカラオケ流行にはなくてはならない要素です。初期のカラオケ装置は音だけで、歌詞は歌詞カードを見なければなりませんでした。日本にはもともと優秀な電気メーカーがたくさんあり、そうした会社がしのぎをけずって、歌詞カードを取り出さなくても画面で歌詞が見られる装置を開発した点も大きかったでしょう。

さらに、カラアオケ装置を家庭用に開発するメーカーも現れ、ご近所を集めて自宅でカラオケができるようにしたことから、カラオケ店の少ない田舎町にも浸透、また、お年寄りにも広まるきっかけとなりました。小さな子供から老人まで全国津々浦々までファン層が広がったことで、大ブームが形成されます。

カラオケがブームになりつつある時代に、アメリカでも日本の文化として紹介されたことがありましたが、当時のアメリカ人の反応は冷たく、「うるさい」「ばかばかしい」と評価が大きかったようです。日本人よりもずっと社交的なアメリカ人ですら、最初はこの文化を毛嫌いしたようです。

ストレス発散効果も大

カラオケが普及したもうひとつの要因に、カラオケボックスの登場があります。気の置けない仲間とともに、他の客に気を遣うことなく思い切り大きな声で歌をうたう。それが仕事などから来るストレスの発散に多大な効果があることは疑う余地がありません。近年ではひとりだけでカラオケボックスを利用するお一人様カラオケも普通になっているくらい、カラオケは日常生活に溶け込んでいます。

日本人にはきまじめな人が多く、ストレスから暴飲暴食して肥満になったり、慢性の肩こり、腰痛、あるいはEDになったりする生活習慣病患者もたくさんいます。いずれも症状が深刻になる前に専門の医師に相談するべきですが、保険の範囲外の治療が必要な場合もあり、ジェネリック医薬品の利用や生活スタイルの改善など費用を抑える工夫が必要です。そういった対症療法に加えてカラオケでストレス発散する習慣をつけて、根本原因を取り去ってしまうのもいい方法です。
カラオケは今や世界的ブーム。これを作ったのが日本人であったということは、大きな誇りです。