縄文土器は世界一古い土器!?

日本は世界の歴史の中でも特に古い時代から文化を築き、さまざまな道具が生み出されてきた地域の一つとして知られています。氷河期が終わり、日本列島が形成されるとすぐに日本で暮らしていた人々は石器などの道具を生み出し、狩猟を始めました。

こうして毎日の食べ物がある程度確保され、生活が豊かになってくると、また新たな技術を生み出し始めます。その一つが土器です。加熱することによって土が堅くなるという性質を活かしたこの土器が世界で最初に作られたのが日本でした。つまり、日本最古の土器である縄文土器は、世界最古の土器でもあるのです。
縄文土器 - Wikipedia

道具としての土器

当初、土器は狩りなどによって得た食糧を貯蔵したり調理したりするための道具として作られました。さらに時が経つにつれて土器の種類も多様なものとなり、その多くが現在にも残されています。

そんな縄文土器の特徴といえば、縄で跡をつけるなどの装飾を行った点でしょう。道具に装飾を行ったのも世界でもかなり早い段階であったと言われています。早い段階から日本で暮らす人々が芸術性を持っていた証拠であるともいえるでしょう。

土偶に見る日本人の独特な宗教観

土偶も縄文土器と同時に多くのものが作られましたが、土器のように、実用のために生まれた道具ではありません。これらはさまざまな儀式などに使用されたものであるとされています。これが日本における宗教の原点です。 農耕を始める以前の段階で、このような宗教的な道具が作られたというケースは世界的にもほとんど見られないため、これも世界一古い宗教のための道具であるともいえるでしょう。

このように、日本は古代からさまざまなアイデアを形にし、革新的な技術を生み出してきました。資源に恵まれていないから、調理や貯蔵の道具を生み出し、そして、厳しい生活から脱することを願って宗教を生み出しました。

これらの道具や技術、文化は、資源や平地に恵まれていないこの日本という土地だからこそ生まれたものなのかもしれません。敗戦や度重なる自然災害からの復興の速さから、日本人は逆境に強い民族であると言われてきました。この強さは決して恵まれているとはいえない環境によって育まれたものなのかもしれません。