おだやかな時を過ごせる施設の世界一

日本国内には、世界一の称号を得ている多くのレジャー施設があります。中でも今回は、ゆったりと過ごせる施設をピックアップしてみました。たまには日常の喧噪から離れて、静かな時間を持ちたいものですね。

穏やかな時の流れを感じる施設

島根県の仁摩サンドミュージアムにある『砂暦』という砂時計は、全長5.2m、直径1mというジャンボ容器を使い、1トンの砂を1年かけて落とす、世界最大の砂時計となっています。コンピュータ制御で、狂うことなく時を刻み続けています。

大晦日の夜から正月にかけて、巨大な砂時計をひっくり返し、また新たな1年を迎えるのです。

また、同じく島根県にある足立美術館の庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで、2003年のランキング開始以来、有名な京都の桂離宮を抑え連続第1位となっています。

5万坪の広大な敷地に「枯山水庭」「苔庭」、池庭」などが緻密な設計で配置されており、広がる閑雅な風情は、さながら水墨画のように見る者の心を穏やかにします。

特に「白砂青松庭」は横山大観の名作「白沙青松」をイメージした庭で、白砂と松のコントラストが印象的です。 床の間の壁をくりぬき、あたかも一枚の掛け軸のような庭園絵画が鑑賞できる「生の掛軸」もあり、こちらも足立美術館の見どころのひとつとして人気を博しています。

世界一のプラネタリウム

名古屋市科学館にあるブラザーアースは、ドーム内径35メートルで、世界一大きなプラネタリウムです。上映中は、宇宙に浮かんでいるような気分が味わえると評判も高く、大人気の施設となっています。

また、福島県にある郡山市ふれあい科学館にあるプラネタリウムは、世界一高所にあるプラネタリウムとしてギネスに登録されています。郡山ビッグアイの20階〜23階に位置し、地上高104.25mにあります。

どちらも、最新鋭の設備をふんだんに用いたプラネタリウムですので、大人でも見応え十分の天体ショーを楽しむことができます。

ちょっと変わった遊園地の世界一

ジェットコースターといえばスピードとスリルを売りにし、どれだけの絶叫体験ができるかが勝負、といった乗り物です。しかし、そんな常識の逆をいくのが東京の荒川区にあるあらかわ遊園のコースターです。非公式ですが、世界一遅いジェットコースターで、時速は13キロしかありません。

これは、自転車の平均速度とほぼ同じ。さわやかな風を感じながら、穏やかに乗れるコースターで、絶叫マシンの苦手な方でも安心して楽しむことができることでしょう。

お次はメリーゴーランドです。豊島園にある『カルーセルエルドラド』は、日本で最古、世界でも最古級のメリーゴーランドです。

1907年、ドイツで当時の機械技術と美術工芸技術のすべてを投入して作製され、その後世界各国を旅したメリーゴーランドで、アメリカではフランクリンルーズベルト大統領が楽しんだという記録も残っています。2010年には日本機械学会によって機械遺産に登録されました。アールヌーヴォー様式のメリーゴーランドは、特に日が落ちてからライトアップされた姿はため息が出るほどに美しいと、今もなお大人気となっています。

休日のレジャーといえば、家族で賑やかに過ごしたり、ゴルフなどのアクティブなものに流れがちですが、たまにはこのような静かな施設でリラックスし、ストレスを解消する時間をとりたいものですね。