世界一長い歴史を持つ温泉宿

日本人の温泉好きは世界的にも有名です。国内のいたるところに温泉が掘られ、多くの人々に利用されてきました。温泉宿を中心として発展した温泉街も日本中のいたるところに存在しています。各地に点在する歴史ある温泉宿は、いつごろ登場したものなのでしょう?

世界一長い歴史を持つ温泉宿

現存する温泉宿の中で、もっとも長い歴史を持っている温泉宿は慶雲2年(西暦705年)の創業から現在まで続いている「慶雲館」です。

、山梨県南巨摩郡早川町にあるこの温泉宿は、現存する世界最古の旅館として、『ギネス世界記録(ギネスワールドレコーズ)』で認定を受けています。約1300年もの歴史を持っている「慶雲館」の前ではどんな宿であっても老舗を名乗ることができなくなってしまいます。

奈良時代から現代まで

この温泉宿の誕生時期は奈良時代にあたります。当時、盛んになってきた仏教の僧侶が修業でこの地を訪れた際に、村人と協力をして温泉を堀ったことが始まりとされています。 それから、1300年間、一度も絶えることなく多くの人に利用され続け、現代でも温泉宿として高い人気を集めています。

歴史上の有名人も立ち寄った!?

これだけ長い歴史を持っていますので、多くの有名人もこの温泉を訪れています。 代表的な人物だけでも、源義経、武蔵坊弁慶、松尾芭蕉…とそうそうたるビッグネームが並んでいます。 最近の温泉宿にもタレントやスポーツ選手が立ち寄った宿として宣伝されていることもありますが、やはりこの店でも「慶雲館」にはとてもかないません。

創業○○年といった看板で歴史の長さを売りにしている宿や施設、商店などは多く存在しています。海外でも「since○○」とった表記をよく見かけるでしょう。

しかし、この「慶雲館」の持つ1300年という歴史の前ではどれも霞んで見えてしまいます。まさに歴史の長さが桁違いです。一般的にどの業界であっても50年続けば老舗と呼ばれます。そんな中で2桁も違う長い歴史を持ったこの「慶雲館」の価値は世界中に認められて当然でしょう。

このように、日本国内には歴史的な面での世界一がひっそりと存在しています。この国の歴史の重みを感じることのできる場所ですので、一度足を運んでみましょう。