実は日本は世界一の豪雪都市!?

実は日本は、国土の50パーセントが豪雪地帯に指定されている、世界でも特殊な地域なのです。雪にまつわる多くの世界記録も保持しています。

雪にまつわる世界一

まずは、1日に降った雪の量、230センチメートルという記録を滋賀県および岐阜県にある伊吹山が記録しています。また、山岳以外の地域での日最大降雪量の世界一として210センチメートル、これは新潟県の旧中頸城郡関山村、現在の妙高市で記録されています。

いずれも2メートルを超える雪、家屋の1階部分はすっぽりと雪に覆われてしまいますね。この雪が1日の間に積もるという、すさまじい記録です。また、積雪量世界一記録も伊吹山で、11.83メートルという記録を持っています。

青森は、30万人以上が住む都市としては世界最大の豪雪量なのだそうで、逆にいえばこれほど猛烈に雪が降る土地に都市を形成しているのは日本だけのようです。

日本に雪が多い理由とは?

札幌は、人類社会はじまって以来の豪雪の大都会なのだそうです。寒冷地の大都市といえば、モスクワをはじめストックホルム、トロント、北京など多数存在します。しかし、いずれの都市も札幌のように大量の雪が降ることはほとんどありません。雪が多量に降るには、幾つかの条件が必要で、寒さだけでは豪雪に繋がらないのです。

雪は、海、または湖から水が蒸発し、それが風に運ばれながら凍り、山に当たって落ちることで生成されます。大量の雪を降らせるには、近くに海または湖があることが必須となります。また、その水が冷たすぎては水分が蒸発しませんので、ある程度暖かい必要があります。さらに、風によって運ばれ、付近の山に当たって落ちる必要もあります。

日本海は暖流が流れていて比較的暖かい海で、冬には偏西風が日本に向かって吹き付けます。山岳国の日本は、雪が降る条件をすべて満たしているのです。 このような条件を満たした場所は、世界地図を見てもごく少数しかなく、大変に珍しいということが分かります。

冬に札幌を訪れると、多くの人は、まずは『暖かさ』に驚くのではないでしょうか?もちろん、外に出れば猛烈に寒いのですが、そもそも外に出なくても良いように、地下街、地下鉄が整備されています。また、札幌の方にとって何よりのおもてなしが『暖かく過ごしてもらうこと』であるので、暖房は高めに設定されていて、むしろ暑いとさえ感じます。

これほど快適な大都会を、世界有数の豪雪地帯に展開できる日本のインフラ整備力は、賞賛に値するものがあります。

雪国の新たなチャレンジ!

何となくロマンチックな印象がある『雪国』の響きですが、生活は非常に困難、これまで決して歓迎されるものではありませんでした。

しかし近年、外国人向けの雪遊び体験ツアーが大人気で、スキーやスノーボードのみならず、そり遊びやトレッキング、雪下ろし体験や地吹雪体験と、様々なメニューを展開していますが、どれもおおむね大好評となっています。

今後、ますます日本の『雪』に対する関心は高まり、市場の拡大も予想され、成長が期待できる分野となっています。どんな環境でもたくましく生きてきた日本人、今後もこのたくましさを持ち続けていきたいものですね。