世界最初の長編小説・源氏物語

日本の古典文学作品といえば、どんな作品を思い浮かべるでしょうか?竹取物語、伊勢物語、平家物語とさまざまな作品名が挙げられると思います。そんな日本の古典文学作品の中に、世界最古の長編小説があります。それが、源氏物語です。

西暦1000年から1010年頃に紫式部によって書かれたという源氏物語は、3部構成の全54巻という大作です。当時、世界中のどこにもこれほどの長さの小説は存在していませんでした。源氏物語はその内容の素晴らしさから高い評価を受けていますが、世界最古の長編小説としても価値のある作品であるといえるでしょう。
源氏物語 - Wikipedia

文学作品としての価値

源氏物語の魅力は、現在の純文学にも通じる繊細な心理描写と同時に、ダイナミックなストーリー展開が見事に融合している点でしょう。

1000年以上前に書かれた作品であるにもかかわらず、現代においても作品としてしっかりと評価されるにふさわしい作品であるといえるでしょう。その裏付けとして、今でも多くの作家がさまざまな研究者が新しい解釈で現代語訳版を書き、それが多くの読者に読まれています。また、映画やテレビドラマなどの題材として取り上げられることも少なくありません。

もちろん、現在の作家たちにも多大な影響を与えており、究極の小説としてその姿を追い求めているクリエイターも少なくありません。

奔放な「性」の物語でもある

また、源氏物語は主人公の奔放ともいえる性の描写も秀逸です。当時は現代よりも性に関するタブーが少なかったようですが、それにしても数多の女性と契りを結んでいく彼の姿に、多くの世の男性があこがれを抱くことでしょう。常人が真似て実践してみようとすれば、ED治療薬の助けが必要なレベルです。近々ジェネリック製品が出て購入しやすくなるようですから、「我も光源氏たらん」という諸氏は活用されるといいのでは?

世界的な評価

源氏物語は世界でも高い評価を受けています。世界最古の長編小説であるという資料的な価値による評価が高いこともたしかですが、研究者によってはシェイクスピア作品と比較されることも少なくありません。紫式部は世界に評価されている大江健三郎や村上春樹などの現代作家の先駆け的な立場であるとも言えるでしょう。

源氏物語は国語の教科書には必ず載せられている作品ですので、日本人であれば知らない人はいないのではないでしょうか?世界的にも高い評価を受けている作品ですので、もう一度読み返してみてはいかがでしょう。読みやすい現代語訳版も多く存在していますので、現代の小説と同じような感覚で読むことができるでしょう。

また、原文のままでも比較的読みやすい古典作品の一つですので自分なりに解釈をしながら読んでみることも楽しめるでしょう。日本の古典文学の入門書的なメジャー作品でありながら、同時に最高峰の作品でもある源氏物語をもう一度見直してみましょう。