世界一の山、富士山。御来光は世界一

富士山や静岡県都山梨県のあいだにある、日本の最高峰、標高3776m。古来より日本の象徴として、数々の芸術作品の題材として愛されてきた山です。2013年に世界遺産に登録されました。

世界一の霊山

富士山の山頂部には浅間大神が鎮座し、古来より信仰の対象として崇められてきました。1万1千年前に大噴火をおこし現在の富士が形成されました。西暦800年に延暦噴火、896年に貞観大噴火、1707年に宝永大噴火があり、以降噴火はありません。過去300年間噴火していないため、現代において富士山に対しては安全な山という感覚が育っています。9世紀や17世紀の大噴火を経験した人々にとっては、富士山は怒る山として畏怖をいだき、現代とは全く異なる見方をしていたに違いない点に意識を向けると、富士山の見え方が変わるでしょう。

富士登山

登山道には、4つのルートがあります。静岡県側から3つ、「富士宮ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」、山梨県側から1つ、「吉田ルート」。山開きは7月1日で8月下旬に閉山されます。山小屋はこの期間中常に営業しておりとても便利です。 自動車で5合目まで上ることができ、この地点で標高1400mから2400m。体力があれば十分日帰り登山が可能です。「一度も登らぬバカ、二度登るバカ」と言われ、厳しい登山であることは間違いありません。毎年多数の遭難が発生していて死者が出ることも珍しくはありません。若者にも人気の登山のため、他の霊山に比べて登山者の平均年齢は若く40歳未満が半分を占めています。 富士宮ルートは標高2400mからのスタートで、上りが5km、5時間程度です。吉田ルートは標高2300mスタートで上り7.5km、5時間半、須走ルートは標高2000mスタートで6.2km、7時間、御殿場ルートは標高1440m、8.5kmで7時間半かかります。

御来光

富士山では頂上で御来光を見ようとする登山者も多く、日の出直前は渋滞します。富士の頂上からみる朝日は日本国内のどこから見る日の出よりも美しく、幻想的です。山の美しさと合わせてみれば、世界一美しい日の出と言えるでしょう。夜中に登山して眺める十分な価値のある御来光です。

日本が世界に誇る美しい山、富士山。数千年にわたり人々の信仰の対象となってきたこの山の頂で望む朝日は、世界一美しく、神々しいものです。