日本の教育

ゆとり教育による学力の低下が問題視されていますが、それでも日本の『基礎教育の水準』は『世界一』です。海外では子供や女性に対する差別で、教育が受けられない国もあり問題となっていますね。日本の教育はどんな風になっているのでしょう。

日本は『中等教育の就学率』も99.5%で世界一

『基礎教育』とは字のごとく、人間形成の基礎となるものの教育です。日本では『義務教育』という制度があり、国民全てが平等に初等、中等教育を受けられるようになっています。

現在の日本の場合、憲法によって国民は子供を保護する定めがあり、『教育を受けさせる義務』と『教育を受ける権利』との双方の権利が法律で有されています。保護者の義務としては15歳までの9年間、小学校、中学校で教育を受けさせなければなりません。これに反すると罰せられます。

日本に生まれ育っていると、当たり前のように小学校へ行き、卒業すると自然に中学校へと進学していきますね。そのことを疑問に感じることも、深く考えることもあまり無かったのではないでしょうか。

日本やその他の先進国では、制度にバラつきはあるものの『義務教育』は成立しています。しかし、貧しい国になると幼少の頃から働かねばならず、まともな教育を受けられない子供たちが大勢いるのも現実です。

また、宗教や人種差別により女性が教育を受けられない国も、問題になっていますね。そんな中、日本の『中等教育の就学率』が99.5%で世界トップになるのも理解できます。日本の『基礎教育水準』は世界一なのです。

勤勉な日本人

とかく日本人は勉強が好きです。『勤勉』というイメージは海外にも知れ渡っていますね。江戸時代にも『就学率、識字率』は日本が世界一だったことをご存知でしょうか。これはもちろん庶民も含めての話です。

嘉永年間(1850年頃)、江戸の子供たちは裏長屋に住んでいる子でも『手習い(寺小屋で文字の読み書きを習うこと)』に通っていない子は、男女ともにほとんどいなかったそうです。また日本橋、赤坂、本郷などは男の子よりも、女子生徒の方が多かったと記録が残されています。

就学率はなんと70%~86%と、とても高いのに驚かされます。もちろん、寺小屋制度は義務教育ではなく、庶民の熱意で自然に出来上がっていったものです。当時から、読み書きなど『基礎教育』が大切だという考えと、勤勉なのは同じなのですね。

100年も前から、日本の識字意識が高く『世界一』を誇っていたのは、本当に素晴らしいことです。自分たちに重要なことは自主的に取り掛かり、運営するといった感性が今の日本を作り上げていったのです。日本の教育に対する姿勢は、世界に胸を張れることでしょう。