美しいミクロの世界!超精密な日本のものづくり

高い技術力で、世界でも信頼を勝ち得ている日本ですが、中でもミクロの世界では絶対的な存在感を持っています。今回は、そんな日本の『細かな技術』をご紹介して生きましょう。

世界一小さい部品

株式会社樹研工業では100万分の1グラム、直径0.147ミリメートルの超小型樹脂歯車『パウダーギヤ』を製造しています。これは世界最小、あまりにも小さすぎて、肉眼では見ることができない小ささとなっています。この歯車の使用目的は特に決まっていないそうですが、その高い技術力を示す指標となっているようです。

また、この会社は先着順採用、完全年功序列体制、定年もなしなど、ユニークな雇用を行っていることでも有名で、個を尊重し、風通しが良い職場環境が、このような偉大な記録に繋がっているのかもしれません。

また、日進工具株式会社では、世界一小さいネジを作製できるねじ切り工具を製作しています。最小で直径0.1ミリのネジを作製する事が可能で、この工具を使えば、髪の毛と同じ細さのネジを作ることも可能です。工具先端部は、もはや電子顕微鏡がないと見えないという細さとなっています。

髪の毛の断面を22分割!?驚異の精密加工技術

広島県にある株式会社ディスコは、ミクロン単位での研削切断装置と、それらを最適に使用するための高いアプリケーション技術を持っている企業です。

平均約0.1ミリの髪の毛を格子状に22分割する技術力は、ため息が出るほどの感動をあたえます。電子部品メーカー主要製品・技術精密研削切断では世界シェア1位を獲得しています。

元々は精密な部品のための極薄の砥石を主力商品にしていたのですが、極薄商品にマッチした精密な切断機がなかったため、全く売れなかったそうです。そこで、切断機も自社で作製しようと研究を進めた結果、この分野で世界をリードするまでになったそうです。

痛くない注射針への挑戦!

世界一細い注射針は、テルモと岡野工業が共同開発したナノパスニードルで、ギネス記録されている数値は直径約0.2ミリとなっています。

糖尿病で毎食後にインスリン注射をしなければならない患者が、少しでも負担を感じないで治療に当たれるようにという思いから開発されたそうです。あのiPodを抑えてグッドデザイン大賞を受賞するなど、不可能を可能に変えた偉大な技術として高い評価を得ています。

なお、2012年には直径0.18ミリのナノパスニードルⅡも販売され、現状に満足せず常に進化し続ける姿こそ成功の秘訣、という言葉を思い起こさせます。

また、近年は医療の進歩は著しく、最近はバイアグラもジェネリック医薬品が国内大手後発品メーカーから発売されるなどのニュースもありました。これにより、上手に専門医を利用して治療を行えば、男性にとって大きな問題となるEDといった症状が手軽に改善可能になったのだとか。今後もさらに日本の技術力が高まれば、私たちの生活がより豊かなものになることでしょう。

素晴らしい技術を誇る日本ですが、現場ではさらに精度を上げるため、日々努力を重ねています。現状に満足せず、常により良くしていこうという姿勢こそ、世界が認める技術力の源となっているようです。この姿勢を忘れない限り、世界トップクラスの技術力は今後も衰えることなく続いていくことでしょう。